さくらVPS CentOS 7 Node.jsのサンプルページを公開してみる手引 その3

さくらVPS CentOS 7 Node.jsのサンプルページを公開してみる手引 その1

さくらVPS CentOS 7 Node.jsのサンプルページを公開してみる手引 その2

さくらVPS CentOS 7 Node.jsのサンプルページを公開してみる手引 その3

作業全体図

  1. 前提
  2. さくらVPSの初期設定
  3. ポート開放
  4. node.jsをインストール
  5. 一番簡単なサンプルサーバの作成 ☆ここ

前回までで、さくらVPS CentOS 7 環境に、node.jsをインストールすることができました。

今回は、hogehogeユーザのホームディレクトリ(/home/hogehoge)に、myappディレクトリを作成し、そこでExpressのチュートリアルの通りに簡単なサーバを作成します。

コマンドやコードの内容はほぼExpressjs.comのとおりとなっています。

より単純にわかりやすく変えてあります。

4. 一番簡単なサンプルサーバの作成

4.1. ディレクトリの作成

hogehogeユーザでホームディレクトリに移動します。

$cd ~

myappディレクトリを作成し、作成したmyappディレクトリに移動します。

$mkdir myapp
$cd myapp

4.2. プロジェクトの設定

プロジェクトの初期設定を行います。

$npm init

いくつも質問されますが、全てEnterキーを押してください。

次に、node.jsの一番普及しているフレームワークであるexpressをプロジェクトにインストールします。

npm install express

4.3. Hello worldのコーディング

index.jsファイルを作成します。

$touch index.js

作成したindex.jsにコーディングを行います。 今回は、コーディングの量も多くないため、vimを使用します。

vimの最低限の入力についてはさくらVPS CentOS7の最低限のvi操作を参照してください。

$vim index.js

以下をindex.jsに入力してください。

    var express = require('express');
    var app = express();
    
    app.get('/', function(req,res){
      res.send('Hello World!!');
    });
    
    app.listen(3000, function(){
      console.log('Example app listening on port 3000!!');
    });

上書き保存と終了はvi(vim)のコマンドモードで

:wq

です。

4.3. 動かしてみる

さくらVPSipアドレスを先に確認しておきます。

$ifconfig
(以下実行結果)
eth0: flags....................................
      inet ***.***.***.*** netmask ..................

(以下略)

eth0の欄にある、inetの値を確認しておいてください。

作成したindex.jsを起動します。

$node index.js

お手元のスマホやパソコンでブラウザを開き、サンプルページにアクセスします。

アドレスは

http://(確認したipアドレス):3000/

です。

Hello World!!と表示されるかと思います。

終わりに

実行していると、コンソールが使えないと思います。 Ctrl + C同時押しで停止することができます。

今回作成したのはサンプルページなので、動かした後は必ず止めてください。

また、3000番ポートを開放しましたが、セキュリティ上あまりいいことではありません。 テストの必要がなくなりましたら、ポートを閉じてください。

(適宜sudoを先頭につける)
$firewall-cmd --remove-port=3000/tcp
success
$firewall-cmd --permanent --remove-port=3000/tcp
success

加えて、今回はHelloWorldページをWeb上から閲覧可能な状態にしましたが、より進んだサンプルページで同じことをするのは大変危険な場合があります。